アイドリッシュセブン 第五部 15章・16章のネタバレ感想

思った感想を書いておりますので話は前後しております。

ついに終わりを迎えた第五部

私は勝手に、今年一年やるのかと思っていたから最終章ですと告知されたとき。

「えっ! 終わるの?まじで終わるの? 終わらせられるの?」

という感想しか出てきませんでした。

で、期待と不安とで27日を待ちました。

そうして読みました。

うん、終わりましたね。

まとまってましたね。

感無量でした。

展開が怒濤でした。

でもこれはきっと救いの話。

何よりもゼロを知って、ゼロという存在に魅入られた人々の不完全燃焼だった想いが浄化させるための物語。

それが第五部だったではないでしょうか

そうして何よりも九条鷹匡氏が救われたことが何よりでした。

ゼロに囚われ、ゼロに憧れ、ゼロを超えようとしてでもそれを許せなくって。

様々な感情に苛まれていた人。

個人的には九条鷹匡を嫌いにはなれなかった。

可哀想な人だとは思いました。

本当に嫌な人間だったら天だって救いたいとは思わなかったし、理ちゃんも恋い焦がれることはないとは思います。

でも九条氏に関して、いちばん印象に残ったのは「しっかり九条さん」です。

真面目すぎるTRIGGERの会話でこの「しっかり九条さん」が何度も出てくるから笑いがどうしてもでてきてしまいました。

『Incomplete Ruler』とはどんな曲なのかがようやく判明しました。

なるほどデュエット曲。

これは悩みますね。

何を思ってゼロは桜春樹に曲の依頼をしたのか。

九条の家に集まっていたTRIGGER、悠、一織、陸の誰もその真意が判らなかった。

でもね、その時思いました。

これは、きっとゼロとファンが歌う曲だと。

それを理解したからこそ桜春樹はデュエットとして曲を書き上げて九条氏に送ったのではないかと私は思いました。

送られた九条は困惑するしかなくてそれでかなり苦しんでしまうようですが。

デュエットである答えは陸によって得られて、そうしてそれが舞台のEDへと繋がっていきます。それを読んで、やっぱりあってたんだと思いました。

舞台が始まってからの千の「九条鷹匡はこんなイケメンじゃない」て台詞には笑いました。

舞台の間、ずっと大和さんは三月ばかり見ていたけど、舞台に集中してと思うばかりでした。

九条天はようやく自分がブラコンであることを認めましたね。

周りは分かっていたけど、どうにも天はそれを認めたがらなかったけど。

幼い頃から面倒をみて守ってきた存在なんだからそうそうブラコンが抜けるとは思えません。

天がどうしても陸を舞台に呼びたがらない理由が分かりました。

九条鷹匡氏はどこか自覚のないままゼロになって行動していて、今回の舞台でゼロとして認められなかったら天に危害を加えていたかも知れない。確かに危険な目にあう姿を見れば歌えなくなりますね。

そうならないようにするにはどうすればいいのかと悩んでも答えはでないまま、九条に丸投げすることにしました。

丸投げされた九条はゲネプロ当日になっても演出を変えることができませんでした。

形にしたい何かがあっても、どうしてもデュエット曲の「Incomplete Ruler」を理解できないからEDを再構成することができずに、むしろ無意識にゼロを超えようとしている天は排除しようとします。が、そこにきたのは陸と一織の二人。

この二人によって、デュエット曲である「Incomplete Ruler」はファンに向かってのコール&レスポンスだと

当日になるまでエンディングの演出を変えようとする九条鷹匡氏だけどどうしても作れなかった。
そんな九条鷹匡氏が素直に謝罪していました。


天と陸が舞台でデュエットをする。

幼い頃に約束した夢が果たされた瞬間なんですね。

きっと別れることがなければな、陸と天はデビューしていたのかもしれません。

でもそうするとアイナナメンバーとも会わなかったし、TRIGGERとも会わなかったかもと思うとどちらが良かったのかはちょっと複雑です。

でも今の形も好きだから悩みますね。二人がデビューして歌う姿も見たかった気がしますし。

さて、これでゼロを巡り物語が区切りを付けられたという事でしょうかね。

第五部で。

エピローグではブラホワについてなにやら業界人たちが集まり、何かをやろうとしているらしい。

それに関わるのはそれぞれの事務所の社長やマネージャー。

今までは違うブラホワが開催されるようだという期待感が膨らますね。

そうして

小鳥遊事務所では万理と環が会話しています。

環は質問します。

千とお別れすときに傷つかない方法はとかそんな話を聞きたがります。

それは相方の壮五にお別れを言うためなのか。

IDOLiSH7のメンバーにもお別れを告げるつもりなんでしょうか。

環はダンスに興味を持ち始めます。それはやりたいことに繋がろうとしています。

悠が習っていた先生が出ているDVDを借りてみようしています。でもそのことを壮五には内緒にしています。

何かいうことを躊躇っていました。

第5章では少しだけ壮五の母親の近況が語られました。

今回、母親の代理人から壮五に生活の役に立てて欲しいと封筒が渡されました。もちろん壮五は断ります。

でもその際に、母親は父親には内緒で壮五の出ている番組を見ていると聞いてとても喜んでいました。

その場面を環は偶然目撃します。

それは環が絶対に叶えられない場面でした。

寮に戻って、誰かと会っていたのかと壮五に環に訊ねても、母親のことは口にしませんでした。

どうして言ってくれないのだろうと思いながらも、環はそのことを口にしませんでした。

環は成長しているとじんわりときました。前ならきっとどうして言わないんだよとかいって突っかかっていたと思います。でも突っかからないけど、居たたまれなくって逃げちゃいましたけど。今回はことはそれで終わってしまいましたが、後々の蟠りになるんでしょうかね。それはそれは怖いですね。

小さいな蟠りが第六部でどうなっていくのか気になりますね。何もないまま終わってしまうとは思うんだけどね。

閑話休題

第六部はどうも環の将来の話がかなり大きく取り上げられるのではないかと予測します。

各章ではメインなるIDOLiSH7メンバーがいましたから今回は環であり、壮五であるような気がします。

そうすると一織も絡んでくるのではないかと思います。

環はやりたいことを探してダンスを学ぼうとしています。

でもそれはアイドリッシュセブンとしての活動を休止することにも繋がります。

一織にとってやりたいことはアイドリッシュセブンをブラホワでの総合1位であり、ある意味IDOLiSH7はライフワークでもあるとおもうんです。それが休止するとなれば、認めなく無いんじゃないかとは思うんですよね。

まあ、あくまでも推測でしありません。

でもそれだけ第六部が楽しみですね。

第五部以上に波乱な物語になりそうな予感がしますね。

第六部は。

ゼロって何者なんでしょうね。

友人である二人に本名も住んでいた所も告げずに消えてしまったアイドル。

スキャンダルも起こさなかったてどれほどすごいんでしょうね。

物語が進んでもゼロはますます謎になっていきますね。

いつかゼロはこの物語に登場するんでしょうかね。

それとも出ることなく終わってしまうでしょうか。

ゼロが出てくるときはきっとアイナナの物語が終わるときなのかとか想像してしまいます。

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