アイナナ ダンスマカブル ネタバレ 感想

※ネタバレ感想でもあり、思うことを書いているだけの感想です。

アイドリッシュセブンゲーム内の劇中劇「ダンスマカブル」を最後までやりきりました。


アイナナはセカンドライブの開催が間近だった頃からやり始めたので、劇中劇を本格的に読んだのは『妖万華鏡 空虚咎送り』が初めてでした。
『星巡りの観測者』はpixivでの二次作や、ネタバレ感想を読んでいつかは本編を読んでみたいとは思っていたので、復刻してくれたときはありがとうございます、運営さんと喜々と喜んでいやりました。
やはり、推しであるりっくんは当然のことですけど、オライオンもよかった。
ラーマの二人の関係はすぐにすきになってしまいました。
とはいえ、アイナナメンバーは誰も好きではあります、はい。

閑話休題

今回のダンマカはどうだったかといえば、十二分に読み応えがありましたし、EDが二択なのも始めてでそれはそれで新鮮でした。
ある意味この劇中劇は実験的な要因もあったのかなと想像しました。

マルチEDって雰囲気もがらりと変わるパターンが多いので、リーベルとアルムが二人だけになってしまうEDとリーベルのいない世界で物語が進んでいくED。
真逆のEDだとおもいました。
こうもEDががらりと変わってしまうので、マルチエンドのゲームを思い出しました。
マルチEDは不幸になったり、救いがなかったりですけど、でもこのダンマカのEDは不幸でもなく救いがないわけでもないなと思うんですよ。
リーベルは二人きりになった世界であっても絶望していません。だからこそアルムもまた絶望していません。楽しみたいのだと言ってました。
二人だからこそでそう思うのでしょうね。それが一人ならきっと救いがないEDになっていたのかと想像すると、それはただ過酷でしかありません。



EDまで読み切って思ったのは、リーベルはいったい何者なのだろうかと
彼の生死によって二分するEDはまさに。
「世界の二分」
それはアークと地上のことかと思ったけど、最終局面での選択肢にも繋がっているのかと考えてしまいました。


リーベル生存ルートと死亡ルートという一人の死によって物語は一変させます。
アルムにとってリーベルによって価値観も考え方もそうして世界のすべてを教えてくれた人。
だからこそ、影響力がすごいと思うんですよ。

物語において重要になるのがリーベルと呪いではないかと思います。

リーベルを死を受けれるか、生かすかによってその後の世界の有り様はがらりとかわるわけですから、なんというかあるいみ両極端であるからこそ、語られるEDは賛否になるのならそれは仕方がないですよ。
でも私は両方のEDのお話が好きです。


生存させることで得られるのは世界の滅亡。
死を受け入れることで得るのは世界は新しい秩序をつくるための戦い。

なぜそうなるのかは「呪い」が深く関わっているのではないと思います。

アルムの身に宿る「呪い」はアルムが死ぬことで赤子に継承されます。
今回は不完全とはいえカバネによって「解呪」されました。
「呪い」はアルムのなかから消え去ります。
では消え去った「呪い」はどこにいくのかと考えたとき、消滅したとは思えませんでした。
おそらく赤子に宿るのでしょう。

以前、カバネが言ってました。
クオンに宿っていた「呪い」は赤子に移ったと。
今回もミゼルコルドが管理しているであろう赤子に宿ると思います。
で、彼ならば地上で人が暮らしている地区に赤子を放り込んで人々を呪い殺すことを造作もなくやってしまいそうなんですよね。
「呪い」を継承できる赤子がいる限り、その方法を使えます。

それはカバネたちの国を滅ぼした状況と同じということです。
抑止力であるエーテルネーアがいなくなったミゼルコルドならば、確実に過去に行った方法をとるとおもうんですよ。
正直、エーテルネーアは「呪い」を使って人や街を滅ぼすことは良しとはしていなかったと思っています。
だから赤子を地上へ降ろすこともしなかったと思いますし、「聖刻」をもたない人を殺してしまうのだから部屋からあまり外に出さなかったのも定かではありませんが、それでも「呪い」というものに関しては罪だとは思っていたのでしょう。

エーテルネーアはそう思っていたけど、ミゼルコルドは真逆の考え方だったようです。
だから「呪い」を「呪解」するなんて言い出したから殺してしまったと考えたのかと想像します。
それに一人だけ継承されている「呪解」も消し去ってしまいたかったのかも知れません。
エーテルネーアがいなくなれば「呪い」は赤子がいる限り永遠に続いていくのですから。

リーベル生存を選べば、遠い未来で二人で生きることになります。
そうなるまでの過程は語られていませんけど、なんとく想像でしかないですけど、思うことは多々あります。

たとえば。


赤子がいないのだから「呪い」も喪失したと考えるべきでしょう。
その過程でリーベルが赤子に「呪い」が継承されることを黙ってみているとはとても思えないので恐らく、ナーヴ教会に乗り込んでミゼルコルドを殺したのではないかと推測します。
不死になったリーベルなら単身で乗り込んでも、たとえ銃で撃たれても、剣でも刻まれても死にませんから、ならばナーヴ教会を瓦解させることも容易でしょう。

カバネによって不完全とはいえ「呪解」されたアルム。
一緒に生きて行くと思っていたけど、その瞬間カバネは死なない体から開放されます。
それは「呪い」の継承と同じ事が起きたと思われます。
「呪解」され、「不死」という呪いがアルムに継承された。
そうなるとは知らなかったからカバネ自身も驚いていたようでした。
ようやく三人に訪れた死。

それはカバネ・クオン・コノエにとっては待ち望んでいた瞬間だったことでしょう。
ただ突然のことだったからカバネはクオンに話せていないことがあると後悔していたようだけど、クオンにはお見通しだったようで、憂いを感じさせずに消えていったのでクオンは何も心配してなかったので、この二人は理解し合っていたのではないかと思うんですよね。

むしろ理解しあっていたと思うことします。

未来で生きている二人はある意味平和的な世界になったようです。
でもその世界には二人しか存在しません。
他にいた人々は死に絶えようです。
そんな状況では絶望しても不思議ではないのに、EDの二人をみると絶望していません。
カバネは絶望してしまいましたが。

それはリーベルが後悔していないからなのでしょう。
カバネたちが生きた年月よりもさらに長い月日を二人だけで生きていくのでしょうけど、二人が幸せで終わる世界は停滞した世界でもあるから、変化もなくただ時間が流れるだけの世界。
そんな世界であってもアルムの顔は悲壮ではないけど、みているこちらはなんか辛いです。

そうしてもう一つの結末ではリーベルの死を受けた未来の話しが語られます。
アークに対抗して戦う話ですけど、未来を感じさせます。
アークにいたユニティーオーダーのメンバーがリベリオンに合流して共に戦い、アルムは人々の希望として生きて行く。

両方好きですけどどうしても片方だけを選べと言われれば、後者のEDを選びます。


ダンスマカブルをやって思うことは。
幸せに思うことは人それぞれだと感じました。
どんな風に生きようともそれがその人にとって幸せなら良いのかなとたとえ自己満足であっても、どんな選択をしても後悔しないのならきっと幸せなのかなと。

でもこの世界で生きている人々はどこか狂気を感じなくもなかったです。

主題歌の「My Precious World」は訳すと私の貴重な世界という意味になるんですね。
自分なりの解釈をいれると、私の大切な世界
となるのかな。
上の選択を選んでも、下の選択を選んでも、どちらの世界も大切でかけがえのない世界って事になるのでしょう。

さて、人物についてもちょっとずつ追加していこうかなと思っています。
もちろん個人的な感想になります。
※いちばんくじの「ブックレット」は読んでいません。
そのうちに読めたらいいなとは思っています。




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